幻想は幻想でしかないが、幻想は見たい
人は人。ことはこと。 住んでいる空間、仕事している空間、自分の所属、働く企業の持つブランド力など、すべては幻想でしかない。 企業を失い、空間を変え、そこで生活していると、たとえやっていることは同じでも、自己認識としての自己重要感のようなものは高くも低くもなる。 有名企業で働いていたとしても、ボロ屋でリモートワークをしていたら、惨めな気分にもなってしまうだろう。 誰でも、自己認識や実力の認識を、空間やネームバリュー等の幻想におくものだが、それは幻想でしかない。かと言って、他にわかりやすいものはない。学習経験や就業経験、評判に基づく自信などはより安定したものではあるかもしれないが、認識はしにくい。 とはいえ、所属する場所によって幻想を見られるか、見られないかも大きな違いである。 そして、皆が確固たることなどわからないので、相手の語る経験や態度、あるいは自分が創作したストーリから思い描く幻想の中で生きている。 もちろん、幻想を否定しているわけでは全くない。 何より、幻想を見られるような空間・所属の下で生きていた方がより幸せなのは間違いない。